カーポートを修理するにはポリカーボネートがおすすめ!
カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)は、柱と屋根だけのシンプルな構造ですが、天候や紫外線など、愛車が劣化する要因を防ぐことが可能です。
しかし、雪や台風などの気象条件で、カーポートの屋根が壊れてしまうことがあります。カーポートを修理するにあたり、屋根材はポリカーボネートがおすすめです。
そこで、ポリカーボネート板が屋根材に適している理由と、修理をする際のポイントについてご紹介します。
カーポートは何を重要視すればいいの?
愛車を天候や紫外線から守る役割を持つポリカーボネートですが、どのような点を重視すればいいのでしょうか。
屋外で使用することを前提に考える
カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)は基本的に屋外で使うため、日光や雨風を受け続けます。そのため、カーポートは天候による劣化がしにくく、衝撃に耐えられる素材でなければなりません。
そこでカーポートの屋根として活躍するのが、天候の影響に強い耐候性と、叩いても割れにくい耐衝撃性を持つポリカーボネートです。
ポリカーボネート板の形状は、「平板」「中空板」「波板」の三種類があり、このうち「平板」と「波板」が屋根材に適しています。
平板(ポリカーボネート板 フリーカット)はガラスのような一枚板のタイプで応用範囲が広く、耐久性と採光性が高いのが特徴です。
一方、波板は断面が波を打っている見た目で、平板よりも強度が高いのが特徴です。
ただし、この二種類のポリカーボネートでも、屋外利用に適さない「屋内用」があるので注意が必要です。屋根材としてより最適なのは天候に強い「耐候グレード」、日光による熱を抑える「熱線カットグレード」から選ぶといいでしょう。
ポリカーボネートがカーポートに適している理由
ポリカーボネートが屋根材に適している理由は、高い耐候性に加え、以下の特性を持ち合わせているためです。
衝撃強度が高い
ポリカーボネートは衝撃に強い性質があり、その強度はガラスの約200倍、アクリル板の30倍といわれています。「ハンマーで叩いても壊れない」と例えられるほど衝撃強度が高いため、落下物や雪などから愛車をしっかり守ってくれるでしょう。
耐熱・耐寒性に優れる
ポリカーボネートは耐候性に加え、-40℃~+125℃という広い範囲の温度で使用できます。
温度が高くなる真夏の炎天下や、極寒の地でも問題なく使えるので、カーポートの屋根材カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)に最適です。
自己消火性
ポリカーボネートは、火が燃え広がらずに自然に消える、自己消火性という性質があります。万が一火事が起きても延焼するリスクを減らせるうえに、有毒ガスが発生しないので安心して使えるでしょう。
ポリカーボネートの厚さは重要なの?
カーポートの屋根材カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)で使用するポリカーボネートは、耐候性や耐衝撃性に加え、適切な厚さかどうかも重要なポイントです。
カーポートの屋根は、両サイドがカーブしているタイプと、カーブなしの直線タイプの二種類が主流です。カーブがあるカーポートの場合、設置する際に曲げる必要があることから、ポリカーボネートが厚すぎると曲げにくくなります。
また、ポリカーボネートを選ぶ際、これまで使用していた板と違う厚みにしてしまうと、カーポートの枠に入らなくなってしまいます。
そのため、カーポートに最適なポリカーボネートの厚みは、「これまで使用していた板と同じ厚み」だといえることでしょう。以前と同じ厚みを選んでおけば、カーブを付ける作業もスムーズに行えるでしょう。
カーポートを修理するためには
カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)を自分で修理する場合、ポリカーボネート板に加え、以下の3つの道具があるといいでしょう。
- ハシゴ・・・高所の作業に必須
- 電動ドリル・・・ポリカーボネートの穴開け
- 電動ドライバー・・・手動のドライバーよりも作業が早い
そして、ポリカーボネートを屋根材にする場合、板と板のつなぎ目から雨水が漏れるケースがあります。
防水対策のために、以下のどちらかを用意すると安心です。
- 両面防水テープ
- シリコンシール材(ポリカーボネート専用がベスト)
修理時に用意しておきたい道具は上記の5つとなりますが、安全のために軍手も用意しておきましょう。
カーポート屋根 施工時に注意すること
- オイル・有機溶剤・農薬等の薬品に対して影響を受けやすく、クラック・白濁・割れの原因となる恐れがあります。
- ガスケット類・パッキング材は、クラックの原因となりますので、軟質塩ビは避け、ポリエチレンまたはシリコーン製のものをお使いください。
- ボルト止めの際は、熱膨張・熱収縮のため、1m当たり3.6mmのクリアランスが必要です。
- ボルト穴は大きめにしてください。穴位置は、ポリカーボネート板のエッジからボルト穴径の2.5倍以上とり、水密を必要とするとき、穴にはシリコーンシーリング材を重鎮し、ボルトの締めすぎには十分ご注意ください。
- マスキング(保護フィルム)は施工が終わるまでは取り除かないでください。ただし、施工後は速やかに剥がしてください。長期間放置するとはがれにくくなる場合があります。
- ポリカーボネート板を自作曲げする場合は、コールドフォーミング(常温曲げ)の計算フォームを使用し、目安としてください。
まとめ
カーポート(カーポート屋根修理材 フリーカット)は屋外で使用するため、天候や衝撃に強い素材が求められます。ポリカーボネートは、プラスチック材の中でもトップクラスの強度を持ちながら耐候性にも優れており、自己消化性という特性も持っているため、屋根材として最適な素材です。
ただし、自分で屋根を修理する際は、屋外利用に適しており、これまで使用していた板と同じ厚みのものを選びましょう。