作品についてのコメント

『時のわすれもの』

忘れ去られた過去の時 忘れられない思い出の時 夢中になれる今の時 次に繋がる予感の時時(とき)が置いて行ってくれた忘れ物。

今、わたしがもっとも大切にしているものです。

技法は『編』鈎針を用い、ステンレス・黄銅・銅の細い線が作品を構成していきます。

“緊張”が欲しい作品には真鍮線。銅線はやわらかくどんな形にでも“変化”してくれます。

“透明感”には細いステンレス線を使います。

それぞれの金属が持つ色の美しさ、色合いをも楽しんでいます。

鈎針で編んで生まれてくる形が、予想に反してびっくりする面白い形になっていたり。そのときはそれに委ねることにしています。

そして今回はそれに加え、『切り取ったことから生じる発展』へと繋げてみました。

お客様からのコメント

本来作品の台としか考えていなかったアクリルの塊がこんなに面白い風景へと転換してくれる様を作品へと繋げたくて、漸く完成したのが今回の作品です。

写り込みの不思議さ・・・

無理難題、お聞きいただき何とか完成出来たこと、御礼申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。