写真1
写真2
写真3
写真4
写真5

お客様からのコメント

前回作ったPCケースは白いアクリルを使った物だったので、今回は透明なアクリルを使って、アクリルの透明度を生かしたPCケースを作ってみることにしました。

何度かのアクリル工作で手作業でいかに精度を上げるかが私の中で重要な問題になりました。

精度にこだわったのは、切断面の平面と垂直度が高いほど、接着したときの強度や仕上がりの綺麗さが高くなるからです。

手作業で出来る手法をいろいろ研究した結果、切ってから整える今までのやり方ではなく、切り出しの時点で可能な限り正確な寸法で直角な断面を出すという結論に達しました。

具体的には治具を作りました。

廃材を使った鋸刃を支えるだけのシンプルな治具なのですが精度はピカイチです。写真は8mmにカットする治具です(写真1)。

治具は切りたい寸法に合わせて色々たくさん作りました。

写真1右下の切断面の拡大写真をみると、綺麗に手鋸で切り出した8mm四方の小さなアクリル材の断面は、その隣の規格板のそのままの断面より綺麗な切断面なのがわかるでしょうか。

切断面の綺麗さに関してはアクリ屋ドットコムさんから購入した、現場屋 アクリル専用鋸が非常に効果を発揮していて、寸法や角度を治具でブレないようにして静かに丁寧に切ると、この鋸は驚くほど綺麗に切断してくれます。オススメ品です。と、治具についての説明が長くなってしまうくらい、今回の作品の作業時間の半分くらいは精度の高い治具作りに時間をかけました。

そのおかげで切断後の平面出しや長さの調整等にかかる時間が減って、結果的に作業効率は上がったと思います。

さて作ったPCケースですが、アクリルの透明さを生かして中の見えるケースを作ることにしました。

ただ見えるだけでは既製品のアクリルPCケースにはかなわないので、他に無いという点でいっそ「変わったPCケース」を作りたいと考えました。

変なケースといっても、今回作ったPCケースは職場で実際に使う予定だったのでPCケースとしての実用性はまじめに考えつつ、奇抜で透明を生かしてパーツを見せるケース、見せるパーツを決めよう→マザーボードを見せるケースをつくろう、マザーボードを平置きする案も考えたけれど水平に平置きするタイプのアクリルPCケースは既製品が在るので、あえて縦にしてみました。

縦にして正面にマザーボード板面が見えるようにするとケーブルが横に出る。でもケーブルは見た目的に横に出したくない、そんな感じでアイディアをこねていって、マザーボードを斜めに配置して、正面から「マザーボードがよく見えるケース」を考案しました。

ホコリの進入を防ぐフィルターも装備しているのですが、すべてが透明で見えてしまうので、底面吸気にして目立たなくなっています。

同様に見苦しくなりがちな配線などは、マザーボードの裏にしまい込むような構造にすることで、マザーボードを正面に見せるけれど配線はごちゃごちゃ見えないという配置になりました。

メンテナンス性を考えてマザーボードベースはまるごと取り外しができます(写真2) 。

ケース幅は30cmもありますが、ケーブルが後ろに出ない構造なので、ケーブルを刺した実運用奥行きが33cmと非常に短くなっていて、見た目の割に意外とコンパクトなケースになりました(写真3)。

そして斜め具合がよくわかるように真上からの写真(写真4)。

あまり光るケースは好みではないのですが、透明なケースを作ったのでせっかくだから思いっきり光らせよう的な感じで光るファンなどを施して無駄に光らせてみました(写真5)。

アクリ屋ドットコムからのコメント

アクリル押出板 規格サイズをご利用頂き、誠にありがとうございます。

素晴らしいです!今回もこの一言につきます。

新しいPCケースのご投稿を誠にありがとうございます。

現場屋の鋸は弊社も自信を持ってお勧めできる製品ですので、喜んで頂けて大変嬉しく思います。

気が早いかもしれませんが、第3弾が完成した際には、是非ご投稿下さい。お待ちしております。

写真をお送り頂き、誠にありがとうございます。

今後ともアクリ屋ドットコムをよろしくお願い致します。