みなさま、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。
今回は、手動カンナ盤の紹介を致します。
さくら樹脂(アクリ屋ドットコム)で使用している手動カンナ盤は、桑原製作所製のKP-10DXP型です。
主な用途は、アクリルをはじめとするプラスチック板を電動鋸(パネルソー、横切り盤)でカットした後に、カット面を綺麗に仕上げたり、長さを揃えたりするのに使用します。
加工範囲は、幅100mmくらいまで。
長さは小さいもので50mmくらいから、大きいものは2500mmくらいまでとなります。
刃を堺に左右の台に分かれていて、それぞれ台の高さを調節出来るようになっています。
刃の左側の台は、右側の台より0.3~0.5mm上げています。
これは、右から左に材料を動かして仕上る際に、材料が台に添うようにするためです。
材料の左側の削られた分だけ、左の台を高くしておきます。
仕上面は細目仕上げとなります。
刃がむき出しになっていて危険なので、注意しながら加工しています。
小さいものを加工する際は、治具を用いてケガをしないように注意しています。
~手動カンナ盤の機械技術を習得するには~
操作自体はシンプルなので、1ヶ月あれば一通りの操作が出来る様になります。
~代表的なアクリ屋製品~
・アクリル板加工セミオーダー など
~加工担当者のコメント(Y氏)~
手動カンナ盤は自動カンナ盤と違い、ある程度オールマイティーに様々なサイズの加工が行えますが、
微妙な力加減で平行を出さなければならないので、経験が必要です。