アクリ屋DIY

NCフライス盤はツール1本で働く機械です ~アクリ屋探検隊~ 

この記事をシェア :

facebook twitter line

みなさま、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

皆様楽しい夏季休暇をお過ごしのことと思います。
昨日(8/17)からアクリ屋ドットコムスタッフは、お休みの間にご注文頂いた製品に順次対応させて頂いております。
製品が届くまで 今しばらくお待ちください。

では、早速アクリ屋探検隊の開始です。
今回はNCフライス盤の紹介を致します。
NCフライス盤
さくら樹脂(アクリ屋ドットコム)で使用しているNCフライス盤は、大隈豊和機械製のFMR-30です。
加工範囲は、X710、Y320、Z410 バイス幅350となります。
100728-12.jpg
以前にもご紹介したマシニングセンターと同様に、
CADソフトで製品の形を作図して、CAMソフトで刃物の軌跡を作り、ドリルで穴や溝の加工を行う工作機械です。
簡単な加工でしたら、直接手入力でデータを打ち込むことも出来ます。
マシニングとは異なりツール1本でしか加工が出来ませんが、穴あけや溝加工など主に工業系の量産加工などに便利です。
100728-7.jpg
加工内容によって、コレットチャックとエンドミルを付け替えます。
100728-11.jpg
こちらの左下の黒いレバーでテーブルのXとY方向、右下レバーでZ方向の移動が手動で行えます。
100728-6.jpg
上部のレバーでも刃物の位置の微調整が行えます。
100728-4.jpg
直径0.5mm~40mmくらいまでのエンドミルと1mm~38mmまでのドリルが揃っているので、様々な大きさの穴加工に対応可能です。

~マシニングセンターの機械技術を習得するには~
1年以上。経験が大事です。

~代表的なアクリ屋製品~
・フォトフレーム(ソリッドタイプ)のマグネット部分の穴加工
・アクリルキャビネットのパーツ仕上げ
100728-1.jpg
写真は、左より「板のまま」→「ザグリ加工」→「マグネット接着」の過程が分かるように並べたものです。

アクリルキャビネットやコレクションケースのマグネット固定部品に使用しています。

~加工担当者のコメント(S氏)~
アクリ屋ドットコムの製品を製作する機械の中では、比較的出番の少ない機械なので、使用する際は慎重に作業しています。