皆さんこんにちは。
今回は「エコプロダクツ2009を視察してきました」の第3回目「エコプロダクツ2009を視察してきました(株式会社クラレ編)」をご紹介致します。
前回の「エコプロダクツ2009を視察してきました(三菱レイヨン株式会社編)」はこちらからご覧下さい。
メーカー紹介の第2回目は、国産合成繊維として世界に先駆けてPVA(ポバール)繊維ビニロンの工業化に成功し、現在も独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し続ける株式会社クラレをご紹介します。
今回の展示では、太陽と水のミラバケッソ(未来に化ける新素材)をテーマにされています。
アクリ屋にて取り扱いのあるアクリル板の内、主にエッジ色とマット板が該当します。
ブースには、企業CMでも知られるアルパカが沢山飾られていました。
当然ブースパネルにも全て映っています。
と、アルパカは少し置いておくとして、先ず目に入りましたのが太陽のミラバケッソの1つ集光型太陽光発電向けフレネルレンズです。
こちらは、フランスの物理化学者フレネルによって発明され、表面を平坦に厚みを薄くする加工を施す事で、通常の球体レンズと比較し同程度の集光効果が得られる様です。
素材はアクリルを使用されています。ガラス等に比べ軽量化も達成されています。
最近ですとカード型の薄いルーペ等がこちらの技術を応用されていますね。
次は、水のミラバケッソの1つ、汚泥減容排水処理システム「ゼクルス®」をご紹介します。
バイオリアクターであるクラゲール®や汚れを吸着する中空糸膜等を用いる事で、従来に比べて余剰汚泥発生率を抑える事が出来る様です。
更にこれらの技術が高く評され、2009年に「第18回地球環境大賞」にて文部科学大臣賞を受賞されています。
今回は少し動画も撮らせて頂きましたのでご覧下さい。
水が綺麗になっていく様子を撮った動画です。
左の原水から右に行くに連れて水が浄化されていく様子が分かりますね。
ブースの中には、大人だけでなく子供も楽しめる実験教室もありました。
こちらは、色のついた水をストローとそれに付けてある中空糸膜を通す事で、水が透明になって出てくるという物でした。
実験を体験した後、こちらのパネルの説明を読むと理解が更に進みます。
最後にアンケートを行っていたので書いてみました。
感心したのが答えは少し太字になっている事です。分からなくて悩んだ子供もこれで安心ですね。
オマケで、こんな物もありましたので回してみました。
以上で株式会社クラレのブース紹介を終わります。
上記で紹介した以外にも沢山の魅力的な技術や製品の紹介がありました。
詳しくは、下記のHPをご覧頂ければと思います。
株式会社クラレ