アクリル |
◎ (溶剤接着・端面磨きが容易) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (溶剤接着・端面の磨きが困難) |
ガラス |
△ (一般加工が難しい) |
アクリルとポリカーボネートの用途と適正表
アクリルとポリカーボネートの特性と適性を比較表にまとめました。
使用の場所や用途に合った材質の選択に参考下さい。(ガラスとの対比も参考に表記しております)
特性比較
材質 | アクリル | ポリカーボネート | ガラス |
---|---|---|---|
特長 |
|
|
|
欠点 |
|
|
|
透明度 |
◎ (93%) |
◯ (86%) |
◎ (92%) |
加工性 |
◎ (カッター切断や溶剤接着など手軽) |
△ (カッター切断や溶剤接着に不向き) |
△ (一般では加工できない) |
屋外使用時の美観保持 |
◎ |
◯ (変色・劣化しやすい) |
◎ (高耐久性) |
割れ難さ |
◯ |
◎ (非常に割れに強い) |
× (破損個所が危険) |
硬さ
(ポリカーボネートを1とした場合) |
○ 3~4 |
△ 1 |
◎ 10以上 |
燃焼性 |
△ 可燃性 |
○ 自己消火性 |
◎ 不燃 |
比重 |
○ 1.19 |
○ 1.2 |
× 2.5 |
使用温度 |
△ -60~80℃ |
○ -40~125℃ |
◎ 最高700℃ |
紫外線カット |
○ |
◎ (種類により異なる) |
× |
コスト |
○ |
△ |
○ (種類により異なる) |
適性(アクリルとポリカーボネートの用途例)
箱状のケース等(接着組立品)
工作等(カッター切断)
アクリル |
◎ (カッターで手軽に加工可能) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (カッター加工不可) |
ガラス |
△ (一般加工が難しい) |
ディスプレイ写真立て製作(端面を磨いた装飾品の製作)
アクリル |
◎ (加工性が高い) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (傷に弱いので不向き) |
ガラス |
△ (傷に強いが加工製作に不向き) |
ラック・棚(物を乗せる用途)
アクリル |
○ (美観・安全性) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (傷に特に弱い) |
ガラス |
○ (耐久性) |
テーブルマット
アクリル |
○ (透明度・安全性傷に弱い) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (傷に特に弱い) |
ガラス |
○ (耐久性・耐熱性破損時に危険) |
削り出し加工品
アクリル |
◎ (加工性高い) |
---|---|
ポリカーボネート |
△ (磨きが出来ない) |
ガラス |
△ (切削加工に向かない) |
看板
アクリル |
◎ (透明度・耐久性) |
---|---|
ポリカーボネート |
○ (割れ難さ) |
ガラス |
△ (割れ易い) |
店舗外装
アクリル |
◎ (透明度・耐久性) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れ難さ・ファッション性) |
ガラス |
△ (割れ易い) |
機械計器カバー
アクリル |
◎ (透明度・耐久性) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れ難さ・耐熱) |
ガラス |
○ (割れ易い) |
テラスやガレージの屋根
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れに強い) |
ガラス |
△ (割れ易いので破損時危険) |
バルコニーの目隠
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れに強く安全) |
ガラス |
○ (割れ易いので破損時危険) |
階段の腰板
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れに強く安全) |
ガラス |
○ (割れ易いので破損時危険) |
ドア・屋根の採光
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れに強く安全) |
ガラス |
○ (割れ易いので破損時危険) |
間仕切り パーテーション
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (割れに強く安全) |
ガラス |
○ (割れ易いので破損時危険) |
温室窓(軽量・保温性・安全性を重視)
アクリル |
○ (軽量・安価) |
---|---|
ポリカーボネート |
◎ (紫外線をカットするので不適の場合有り) |
ガラス |
○ 高耐久性(割れ易いので破損時危険) |
バスの窓やドア(耐久性)
アクリル |
× (変形の恐れ) |
---|---|
ポリカーボネート |
× (変色の恐れ) |
ガラス |
○ |